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独自のシステムで常識を覆す、パテック フィリップ「《アドバンストリサーチ》フォルティッシモ 5750P」を発表

2021.12.22

パテック・フィリップより、「《アドバンストリサーチ》フォルティッシモ 5750P」が発表された。今作は、同ブランドの《アドバンストリサーチ》が開発した、画期的な音響増幅・伝搬システム《ff》モジュールを備えたミニッツリピーターウォッチである。

プラチナ製ケースを採用した挑戦的なミニッツリピーター

パテック フィリップは、画期的な音響増幅・伝搬システム《ff》(フォルティッシモ)モジュールを備えたミニッツリピーター、「《アドバンストリサーチ》フォルティッシモ 5750P」を発表した。モデル名に含まれる《アドバンストリサーチ》は、2005年に創設された同ブランドの研究開発を担う部門である。同社が他社に先駆けてシリコン素材の実用化に漕ぎつけたのも、同部門の成果によるものだ。

今作のダイアルに施された放射状のモチーフは、ヴィンテージカーのスポークホイールに着想を得たものである。この複雑なオープンワークは、6時位置のディスクにも施されている。1分で1回転するこのディスクには、外周の一カ所に突起が配されており、秒針としての役割を果たしている。インデックスはブラックに仕上げたホワイトゴールド製。時分針の中央も同様にブラックに仕上げられており、芸術性を追及したモデルでありながらも実用性に配慮されていることが分かる。

ケースバックからは、《ff》モジュールを搭載したマイクロローター式の自動巻きムーブメント、キャリバーR 27 PSを鑑賞することができる。このモジュールは、リピーター機構の大きな課題でもある音質と音量の両立を目指したものである。

ムーブメントを囲むゴングには、中央まで真っすぐに延びる懸架式サウンドレバーが取り付けられている。丸くなった先端部分にはサファイアクリスタル製の振動ウェハーがセットされており、ハンマーの打鍵がゴング、サウンドレバー、振動ウェハーに伝わるという仕組みである。

これによって奏でられた大きく澄んだ音色は、チタン製リングに設けられた4つの開口部から外部に伝達される。開口部から音を伝える方法を取ることによって、ケース素材に頭を悩ませる必要がなくなった。今作では、その性能を明らかにするため、密度が高く音響学的にも不利とされるプラチナ950を採用している。

同社の叡智を結集して制作された今作は、世界限定15本のみの販売となる。なお、ケースの構造上非防水ではあるものの、湿気や埃への耐性は備えている。

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池袋東武「ウォッチフ URL(07/17 16:11) 修正

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