タグ・ホイヤーモナコ スプリットセコンド クロノグラフエア 1
ドバイウォッチウィークにて、タグ・ホイヤーはモータースポーツのDNAを継承した「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」を発表し、レースのスタートライトが消える瞬間のように、ウォッチメイキングの新時代のスタートラインを切ります。
タグ・ホイヤーは、モータースポーツのスピリットとスーパーコピー 代引き高精度クロノグラフの豊かな伝統を受け継ぐコンプリケーションウォッチ「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」を発表し、アヴァンギャルドなウォッチメイキングにおける新たな革新のページを開きます。
この新作ウォッチの引き締まった彫刻のようなフォルムは、それを可能にした画期的なテクノロジーを象徴しています。超軽量なグレード5チタン製ケースは、選択的レーザー溶融(SLM)と呼ばれる最先端の製造技術を用いて製作されました。SLM積層造形プロセスは、航空宇宙、医療、自動車などの分野で複雑な幾何学的形状の精密部品を製造する際に広く採用されています。これまで数々の輝かしいイノベーションを生み出してきたタグ・ホイヤーの社内部門「タグ・ホイヤーラボ」は、SLM技術をウォッチメイキングに応用。
これにより、タグ・ホイヤーのデザイナーとエンジニアは、現代のハイパーカーの空力ラインを彷彿とさせる印象的な3Dフォルムを構想し、現実のものとすることに成功したのです。
その結果誕生した「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」は、あたかも風洞実験でスピードと流を考慮して設計されたかのように、軽やかで空力的な構造美を備えた外観を呈しています。複数のソリッドゴールド製部品を採用しながらも、総重量はわずか 85g。F1®の世界に通じる、無駄を徹底的に削ぎ落とした設計思想を反映し、卓越した重量対性能比を実現しています。
クロノグラフエア 1」は、あたかも風洞実験でスピードと流を考慮して設計されたかのように、軽やかで空力的な構造美を備えた外観を呈しています。複数のソリッドゴールド製部品を採用しながらも、総重量はわずか 85g。F1®の世界に通じる、無駄を徹底的に削ぎ落とした設計思想を反映し、卓越した重量対性能比を実現しています。
この特別なケースには、タグ・ホイヤーのコレクションの中でも最も複雑なクロノグラフムーブメントのキャリバー TH8100が搭載されています。これにより、「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア1」はラトラパンテクロノグラフ機能を備えます。
この新たなタイムピースは、わずか 30本のみのリミテッドエディションとなり、それぞれにシリアルナンバーが刻まれています。タグ・ホイヤーの高性能クロノグラフコレクションの頂点に位置し、ブランドの絶え間ないイノベーションの新たな章を切り拓くモデルです。
デザインを支えるテクノロジー
タグ・ホイヤーの哲学は常に、機能的なデザインを備えた時計を生み出すことにあります。時計はその目的を果たし、視認性と操作性に優れ、身に着ける方に最高水準の性能と信頼性を提供しなければなりません。しかし、この哲学だけで時計のデザインを推し進めるには限界があり、これまで時計のデザインはテクノロジーの限界に従わざるを得ませんでした。
しかし、その時代は今、終わりを告げます。
選択的レーザー溶融(SLM)を採用することで、タグ・ホイヤーはこの従来の関係を逆転させ、テクノロジーがデザインを支える新たなアプローチを確立しました。これによって、クリエイティブなプロセスに制約がなくなり、タグ・ホイヤーのデザイナーたちはこれまで実現不可能だったデザインを自由に構想できるようになりました。「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」において、「限界は存在しない」という明確な設計思想が実現し、パラダイムシフトが起こったのです。
では、この技術はどのように機能するのでしょうか?一般的なウォッチケースは複数の部品を CNCフライス盤を用いて単一の素材ブロックから削り出す、 “引き算の製造”ですが、SLMは3Dプリントに似た“足し算の製造”です。
この工程は、アルミニウムやステンレススティール、そして本モデルに採用されたグレード5チタンなどの金属粉末を薄く積層し、 CAD設計データに基づいて高出力レーザーで選択的に溶融・融合します。
この工程を繰り返すことで、デザイナーの意図した立体構造が形成されます。
最終工程では表面を丹念に研磨し、まるで肌のような滑らかさに仕上げることで、かつて不可能とされたケース構造が実現できるのです。
風洞実験にふさわしい時計
41 mmのケース形状は、ハイテクで前衛的なデザインが持つあらゆる特徴を備えています。引き締まったラインと力強いエッジ部分が、パフォーマンスカーの吸口を彷彿とさせる、流麗なフォルムを描きます。
こうしたパーツが組み合わされることで、複雑な外骨格のような構造が形成されます。ハイパフォーマンスカーの格子状エンジンカバーに着想を得た、メッシュ状の 2層ハニカム構造がムーブメントを囲む役割を果たしています。ケース、格子、ベゼルはすべてグレード 5チタン製で、ベゼル下部の格子のみソリッド 2Nイエローゴールドを使用することで、ハイテク素材と貴金属が美しく融合しています。
グレード 5チタン製ベゼルにはブラック DL Cコーティングが施されることで、精悍なコントラストを生み、この時計の存在感あるシルエットを際立たせます。
内部では、タグ・ホイヤーのエリートラトラパンテクロノグラフムーブメントであるキャリバー TH81-00が静かに、そして確実に作動。研ぎ澄まされた空力的なフォルムは、まるで V12エンジンが放つ爆発的なエネルギーを放出して動き出すかのように、トルク感と躍動に満ちています。
この複雑なケース構造を実現するために、エンジニアによるプログラミング時間は従来の 10倍、製造時間も 5倍に及びます。こうして、風洞実験で開発されたハイパーカーの部品を思わせる、力強く未来的なケースが完成しました。
この時計のハイテクな外観を完成させるのが、上部からムーブメントの内部機構を見ることができる半透明のサファイアダイヤル、ブラック DL Cコーティングを施したグレード 5チタン製のクロノグラフプッシュボタンとテーパードリューズ、ゴールドのクロノグラフ針や先端がゴールドになった時・分針とインデックス、そして4本のネジで固定されたフロントとケースバックのサファイアクリスタルです。9時位置のスプリットセコンドのプッシュボタンは、ソリッド 2Nイエローゴールド製でオリジナルの「モナコ」の左リューズへのオマージュとなっています。この時計には、アルカンターラのインサートをかぶせたスポーティーなブラックラバーストラップが取り付けられ、ブラック DL Cのグレード 5チタン製のバックルが採用されています。
より高い振動数で
「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」の内部では、タグ・ホイヤーのキャリバー TH81-00が鼓動を刻んでいます。これは、約65時間のパワーリザーブを実現した、毎時3 6,000振動(5 Hz)の高振動自動巻ムーブメント。タグ・ホイヤーがムーブメントを専門とする名門マニュファクチュールであるヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社と共同で開発したものです。
主要部品もグレード5チタンで製造されており、キャリバー TH81-00は卓越した軽さを実現。過酷な環境下であっても、性能、安定性、信頼性を損なうことなく、わずか30 gという重量を達成しています。サファイアクリスタル製のケースバックからは、タグ・ホイヤーの象徴的なチェッカーフラッグをモチーフにしたデザインをはじめ、手仕上げによる美しい装飾が堪能できます。
このムーブメントが駆動するラトラパンテ機構により、同時にスタートしながらも別々に終了する2つの事象――たとえばF1®レースにおける2台のマシンのラップタイム ――を精密に計測することが可能です。
高精度を磨いた歴史
「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」は、タグ・ホイヤーが長年にわたり生み出してきた画期的なクロノグラフの最新作です。1 860年の創業以来、タグ・ホイヤーは高精度計時の代名詞として1 60年以上にわたり築き上げてきたサヴォアフェールを今も変わることなく発展させ続けています。
1916年には、世界初の1 /100秒単位の精度で計測可能なストップウォッチ「ホイヤーマイクログラフ」が発表し、スポーツ計時の歴史を変えました。それ以降も、数々の革新的なクロノグラフを世に送り出し、モータースポーツ界で最も権威あるブランドとも協業を重ね、世界最高峰のさまざまなモータースポーツイベントからF 1®に至るまで、公式タイムキーパーを務めてきました。また、今年はタグ・ホイヤーのアイコニックな「モナコ」の名の由来となった、 F1®モナコGP初のタイトルパートナーにも就任しました。
2024年のWatches & Wondersでは、初の「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフ」を発表し、権威あるジュネーブ時計グランプリ( GPHG)にもノミネートされました。その後、TH-チタン製モデルを初めとする3つのバリエーションが展開されましたが、今回のモデルはそのコンセプトをさらに昇華させ、タグ・ホイヤーをアヴァンギャルドなクロノグラフのマーケットリーダーであるという名声を未来へと推し進めます。
常に空気のような軽やかな時間
「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1」は、タグ・ホイヤーがこれまでに製作した時計の中でも最もエクストリームなモデルでありながら、人間工学に基づいたデザイン、高い視認性、スポーティーなシルエットによって、日常的に着用できる時計に仕上がっています。これまで相反してきた「美しさ」と「実用性」の融合が実現したのは、テクノロジーがデザインを支えるものとなったことによるものです。タグ・ホイヤーにとって、革新的かつアヴァンギャルドな新時代のウォッチデザインへの扉が、いま開かれたのです。
「タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンドクロノグラフエア 1 は、時計製造における革命です。これまでで初めて、時計師がウォッチデザイナーの最も自由な発想を形にできるようなりました。タグ・ホイヤーラボが採用したSLM製造プロセスが、私たちを新たな次元へと導き、従来のケースデザインの法則を書き換えたのです。そして、それを実現するにふさわしい舞台として、19 69年に世界初の防水角型ケースの自動巻クロノグラフとして登場したアヴァンギャルドなモナコ以上のものがあるでしょうか。このエア 1 は、真のデザインアイコンの新たな夜明けを告げ、タグ・ホイヤーにおける革新的なコンセプトタイムピースシリーズの幕開けを意味するのです。」アントワーヌ・パン(タグ・ホイヤー CEO)
【仕様】
タグ・ホイヤーモナコスプリットセコンド クロノグラフエア 1
品番:CBW218B.FT8124
販売予定価格:3033万 8000円(税込)
発売予定時期:2025年 12月
ムーブメント:キャリバーTH81-00(自動巻スプリットセコンドクロノグラフ)
・振動数:36,000振動/時(5Hz)
・パワーリザーブ:約 65時間(クロノ機能 OFF時)/約 55時間(クロノ機能 ON時)
・機能:時、分、秒、クロノグラフ、スプリットセコンド機能
ダイヤル:サファイアダイヤル、ホワイトのマーキング
・ホワイトのスーパールミノバ®を塗布したブロックとゴールドマーキングのインデックス
・3つのカウンター:
-3時位置:ブラックオパーリンのクロノグラフ分カウンター、ホワイトのマーキング、ゴールドラッカー仕上げの針
-9時位置:ブラックオパーリンのクロノグラフ時カウンター、ホワイトのマーキング、ゴールドラッカー仕上げの針
-6時位置:ロジウムコーティングを施したポリッシュ仕上げの秒表示リング、ブラックのマーキング、ロジウムコーティングを施した針
・ロジウムコーティングを施したオープンワークの時分針、ホワイトのスーパールミノバ®を塗布、ゴールドラッカー仕上げの針
・ホワイトラッカー仕上げのクロノグラフセンター針
・ゴールドラッカー仕上げのスプリットセコンドセンター針
・TAG HEUERのアプライドロゴ
・"MONACO"、"RATTRAPANTE"、"CHRONOGRAPH"のプリント
ケース:サテン/サンドブラスト仕上げを施したグレード 5チタン製ケース、グレード 5チタン製の格子
・サテン/サンドブラスト仕上げとブラック DLCコーティングを施したグレード 5チタン製ベゼル、ソリッド 18K 2Nイエローゴールド製の格子
・ケースサイズ:径 41 mm/厚 15.2 mm
・ラグからラグまでの垂直のサイズ:47.9 mm
・面取りを施したドーム型サファイアクリスタル
・3時位置:ブラック DLCコーティングを施したグレード 5チタン製リューズ
・2時位置:サテン/サンドブラスト仕上げとブラック DLCコーティングを施したグレード5チタン製の特徴的な形状のプッシュボタン
・4時位置:サテン/サンドブラスト仕上げとブラック DLCコーティングを施したグレード5チタン製の特徴的な形状のプッシュボタン
・9時位置:ソリッド 18K 2Nイエローゴールド製の特徴的な形状のプッシュボタン
・ポリッシュ仕上げを施したサファイアケースバック
・グレード 5チタン製 TH81-00スプリットセコンドクロノグラフムーブメント、手作業での仕上げ
・サテン/サンドブラスト仕上げを施したローター、ハニカム模様のエングレービング、ゴールドラッカー仕上げ、"LIMITED EDITION"と "X/30"のエングレービング
・防水性:30m防水