八百谷冷泉について
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八百谷冷泉は1887年鳥取市の職人町の左官業の長男として生まれた。丸山派の巨匠山本春挙に師事、第二回早早苗会展で青梅賞を受賞、1924年に「孔雀」を完成させる。 1937年同郷の菅楯彦らと墨人会を結成、太平洋戦争で活動は中断する。戦後鳥取に帰り鳥取市で絵の関係の仕事をする。岡益をたずね長通寺が気に入り滞在し、お礼として3年かけて襖絵20枚の「大波涛」を書き上げた。 1949年62才の作であった。1959年71才でこの世を去る。長通寺には「李伯一斗詩百篇」、「山桜」、「郡雀百羽」、「雪の長通寺」、「三徳山投入堂」などがある。

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