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WindowsPCでXAMPPによるサーバーを構築しよう

「Windows 10 パソコンをサーバーPCに !!。
ワードプレス をインストールしよう!。」



  以前(Part-6)で「XAMPP」の導入に挑戦したのですが、その時は「XAMPP」の理解が乏しくて悪戦苦闘しましたがそのほとぼりが冷めた今「XAMPP」と 「ワードプレス」が目に止まり再びこれに挑戦してみました。「ワードプレス」自体には以前から興味があったので今回の挑戦に拍車を掛けました。

(1)まずは基礎知識編  

 「XAMPP」の、名前の由来は
X - Windows、Linux、Mac OS X、Solarisのクロスプラットフォーム
A - Apache
M - MySQL
P - PHP
P - Perl
の頭文字です。
Apache、 MySQL、 FileZille、 Mercury、 Tomcat。がすべて融合されていてめんどくさい設定を最小になるように構成されていますから、インストールと同時に各動作が機能します。

「WordPress」は、2003年にオープンソースのブログ作成システムとして公開されました。オープンソースであるおかげで、世界中の技術者たちが開発に加わることができ、利用者のニーズに合わせてバージョンアップが繰り返されています。こうしてWordPressは、単なるブログソフトとしてだけでなく、CMS(コンテンツ管理システム)として利用されるようになりました。 このため「Linax」のように無料で誰もが使う事が出来ます。

(2) XAMPP のインストール と「ワードプレス」の構築

XAMPP  ダウンロードとインストールは←ここを参考にしました。
ワードプレスの構築はXAMPPのインストールされているフォルダー内の htdocs フォルダにコピーして貼り付けるだけです。
実際のインストール手順や説明は、紙面の都合上省略していますので前記のサイト、参考サイト、PDFファイルを良く読んで実施してください。
*注*-は元のサイトでは元のサイトをPDFで提供していますのでプリントアウトしてお読みください。DBの作成とwordpressの立ち上げまで説明してあります。

←別の画面が開きます。基本的には上記のサイトから引用ですが再編集しています。

(3)XAMPPの起動、と停止方法。  

XAMPPのコントロールパネルを表示させます。

正常に「Apache」「MySQL」が起動すれば、上記画面のように、PID(s)、Port(s)に数字が表示されます。上図は「Start」させた状態です。

ApachとMySqlを今回使います、基本的には青で囲まれたアイコンをクリックするだけです、Startをクリックするとソフトが起動し、(アイコンはStopに変わる)もう一度クリックすると停止します。 Apachおよび MySql の Admin アイコンをクリックすると各管理画面が表示されます。
FileZille、(ファイル転送) Mercury、(メール送信) Tomcat(Java Servletを動かすときに必要なソフト)がありますが今回は見送ります。
(Startアイコンをクリックする度に下にXAMPP(MySql)の挙動がガイドとして表示されます、文字が赤色だと何らかのエラーでストップします。)

(4)wordpressの為のデーターベースの作成方法。  


←別の画面が開きます、基本的には上記サイトから引用しています。
データベース作成方法にはもちろん、ワードプレスのインストール(「hdocs」フォルダー内に貼り付けるだけ )と立ち上げ方法までが記載してあります。

(5)wordpressの編集方法。  

wordpress の編集方法は非常に奥が深く多岐に渡ります、とてもこの紙上で説明しつくせませんので、教科書を一冊購入して設定や編集方法を参考にしてください、 筆者は、「たった一日で基本が身につく ! wordpress」佐々木恵著 図書印刷株式会社 を購入しました。
ブラウザのURL欄に「http://localhost/wordpress/wp-login.php/」を入れてエンターするとワードプレスのログイン画面になります。
そして「ID」と「パスワード」を入れると、自分が作成したワードプレスのダッシュボード画面(編集画面)になります。



ここからは従来の HP だけを表示(動作)させる為のコーナーです

以下は Windows(64bit)版PCのサーバー化で構築した筆者の HP データーを利用しています。

(A)Apachのconfigファイルの編集。  

Apach の config ファイルは「c:/xampp/Apach/conf/」にあります、編集前←を覗いてみると、250行目あたりに
DocumentRoot "C:/xampp/htdocs"
<Directory "C:/xampp/htdocs">

となっておりこのhtdocsフォルダー内に公開するホームページのファイルを置けば良いことになりますが、筆者の場合は、HPデータが「D:/Websaver/Public_html」にありますから ここを見に行くように編集しました。編集後←のファイル。 
DocumentRoot "D:/Websaver/Public_html"
<Directory "D:/Websaver/Public_html">

この変更で下図が表示されて「ワードプレス」は使えなくなります。
ServerAdmin postmaster@localhost 216行あたりを自分のE:mailアドレスに書き換える
ServerName localhost:80 225行あたりを自分のHP公開ドメイン名に書き換える
Apach だけの機能を優先する場合は282行目あたりを index.html を先頭に書き換えます
DirectoryIndex index.html index.htm index.php index.pl index.cgi index.asp index.shtml \
 
編集後の httpd.conf をそのまま使う時は「←*注 編集箇所」を削除する必要がありますし216行と225行は必ず自分用に書き換えてください。

(B) CGI を表示させる設定方法。  

筆者の HP には色々な CGI がありますが、CGI が動きません、色々とネットを調べたらありました。
先人はチャント解決方法を教えてくれていました。(英語能力があれば xampp に書いてあるのでしょうが!)
xampp にはパールのテストプログラムが用意されていました。
C:\xampp\cgi-bin\perltest.cgi をブラウザに入れるとうまく表示しました。そして通常 CGI の先頭行に書き込むパールへのリンクは、
#!c:/perl/bin/perlです、これを #! C:/xampp/perl/bin/perl に書き換えてくださいと書いてありました。(自宅マシンWWWサーバ化計画←ここ)
全部の CGI を書き換えるのは躊躇しましたがやむおえず、 全部書き変えました。これで正常に動くようになりました。
(上記のサイトには、Perlへのパスを書き換えなくても良い代替案が記載されていましたが理解不足で不実施)
_________________________________
◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ダウンロードソフト集  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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◆◇今回使用するソフトは下記からダウンロードが出来ます◇◆
1) xampp xampp-win32-7.2.6-0-VC15 
2) xampp xampp-win32-7.2.7-0-VC15 
3) wordpress wordpress-4.9.7-ja.zip    H30-7-10時点最新版
4) wordpress wordpress-4.9,5-ja.zip    筆者のバージョン
5) Conf Zhttpd.conf    編集後
6) Conf httpd.conf    オリジナル
7) userdir.Conf userdir.Conf    編集後
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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(C)お友達の為に HP の場所を提供出来る設定&(方法)。  

つづいて、自サバ(PCサーバー)にお友達の為に HP の場所を提供できるようにする設定を記述します。
■USER Directryを使用する←このサイトにその記述がありました。
「C:\xampp\apache\conf\httpd.conf」のファイル内の177行目付近にある「LoadModule userdir_module modules/mod_userdir.so」を検索し、
「#LoadModule userdir_module modules/mod_userdir.so」を、先頭の「#」を削除し「LoadModule userdir_module modules/mod_userdir.so」とします。
次に231行目付近にある下記の記述を変更します。
「AllowOverride none」と「Require all denied」の先頭に「#」をつけて、コメントアウトします。
<Directory />
     #AllowOverride none
     #Require all denied
</Directory></font>
「C:\xampp\apache\conf\httpd.conf」の設定は以上です。
次に「C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-userdir.conf」を開きます。
そして下記の11行目付近の行を変更します。
UserDir "My Documents/My Website"
下記のように変更します。
UserDir "D:/Websaver/USER/*/"
次に17行目付近にある下記を次のように書き換えます。
<Directory "D:/Websaver/USER/*/">
     AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Indexes
     Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch Includes ExecCGI
     <Limit GET POST OPTIONS>
       Order allow,deny
       Allow from all
    </Limit>
    <LimitExcept GET POST OPTIONS>
       Order deny,allow
       Deny from all
    </LimitExcept>
</Directory>

「C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-userdir.conf」の設定は以上です。
参考までに筆者の編集したユーザーファイル←はこれ。
*[注]*-筆者のお友達の為の HP の場所は「D:/Websaver/USER/」にあります。またCGIへのパスは#! C:/xampp/perl/bin/perlに書き換えました。

(D)特定の会員の為だけに HP の公開が出来る設定。  

特定の会員の為だけに HP の公開が出来る設定は特に変更の必要はありませんでした。




安価な Asus PC に Apach2.4版をインストールして自鯖のバックアップとしていつでもデビュー出来るようにしていました。
今回この PCに  XAMPP をインストールして WordPress を動かそうと決心してから完動するまで10日ぐらいかかりました。
まず、以前インストールしていたApach2.4版の削除に手こずりました、最初に C:\ドライブ直下にコピーしていたファイルを削除してしまったので サービスで 動作している Apach2.4 のアンインストールが出来ませんでした、dll(msvcr100.dll)がありませんと言われる始末。
つまりコマンドレベルての -k uninstall に手こずったのでした、ファイルの削除前にすればよかったのでした。そして。サービスで停止又は無効にする必要が有りました。

次のトラブルは、XAMPP がうまく起動できなかった事です、WEB で色々調べたら Skyp が競合しているとの事で Skyp を停止しました。(筆者は使わない為) WordPress のインストールはとても簡単でこれにはトラブルはなかった。
データーベースを作り WordPress のダッシュボードが表示するまでは出来たので安心して PC を一旦停止しました。
老齢化で根気が続かなかったからでした。次の日再立ち上げで XAMPP の MyAQL WordPress への入り方がわからず 再インストールのし直しからスタートでした。
この直後に、なんとこの PC しばらく停止していたため Windows 10 の大規模更新に遭遇してしまい。5時間ぐらいは PC に触れず、 更新が終了したらデーターベースと WordPress が、トラブルとなり仕方なく再インストールしました。

データーベースの作り直しをして、ダッシュボードが表示するまでは出来ました。ここで データーベースの保存はどうしているのか不安でした。 が 次の PC 立ち上げではチャント動作しました、WordPress への入り方もわかり一安心しました。

WordPress の編集には手こずり結局、参考となる教科書を購入しました。 WordPress は奥が深くて直ぐには編集がうまくいきそうでは無いので、 D:\ドライブの HP データを利用しての ホームページ表示(動作)に取り組みました。
これには、Apach2.4版 の知識が生かされて比較的短時間で動作にこぎつけました、でも CGI がどうしても表示しないのです、httpd.conf ファイルを色々と手直ししましたがうまくいきませんでした。 パールのリンクが XAMPP では一般のリンクとは違っていたのでした。これにはまいりました。

個々のお友達の為の HP 場所の提供にはこれもApach2.4版の知識が参考になりました。
特定な会員への公開は、何もすることなしでうまく動きました。
Apach2.4版の時にインストールしたパールは現在削除していません、XAMPP とは競合していないようです。

色々と奮闘した甲斐があって、結果として httpd.confをいじらずにそのままで HP データを htdocs 内に入れれば WordPress と 従来の HP が同時にうまく動作する事を確信しました。

・(Edit=H30-7-10)

参考サイト
■アミテス公式ブログWindowsのローカル環境でXamppを動かす。
■テクノロジーマガジンXamppのインストール及びスカイプとの競合で 
               Apachがエラーとなる場合の対処方法
■自宅マシンWWWサーバ化計画Perlプログラムの先頭行の記述。
■Adminwebhttpd.confの内容を詳しく説明しているサイト
■Webデザイナーになるhttpd.confの内容を詳しく説明しているサイト2
■USER Directryを使用する個々のユーザーを使用する内容を詳しく説明しているサイト
■AllabutBasic認証(基本認証)の設定を記述
■世界でいちばん簡単なサーバーのe本図書の宣伝ですがXamppでのサイト作成の参考になります。


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