NEC のノートPC  LE150/M のCPU を交換しました         (R04-2-10)




 製造年は2013年のNECのノートPC 現在の実勢価格は、ヤフーで6926円、メルカリで18200円何れも税込み(R04-2-10時点)
量販店の新規店舗開店セールで購入した格安のノート。流石にWin8からWin10に更新した経緯があって動きが気になってきた。
随分前にメモリーを8Gにし、最近 HDDをSSDに交換したが、この動きの遅さが気になってきました、新品を購入するには年金生活者にとって厳しい。
そこでCPU交換となったのですが、本体が中古なので本体のトラブルも気になるところです。
色々考えても始まらないのでCPU交換に踏み切りました、ところがCPU交換には随分と手間取りました。

ノートの分解は一見簡単そうに見えましたが、全部の基板を取り外すことでようやく可能となりました。以下その経過です。


ノートの裏蓋です、2本のネジを外して少し下(外側)にずらしすと裏蓋は開きメモリーやHDDは簡単に取り外せました。
これは以前メモリーやHDDを取り外したので経験済みです。


ちょっと画面は暗いですが、このままではCPUにたどり着けません。
裏蓋の枠を外さないとCPUにはたどり着けないようになつています。(CPUやファンはプラスチック板の下です)


表のキーボードを外しました。乱暴に扱ったわけではないですが取り付け(抑え込み)用の爪が折れてしまいました。
キーボードの下側には大きな差し込みがあり上側を先に外したのは正解でした。


ここでもCPUやファンは取り外せるようにはなっていません。


裏面の基板を外すにはキーボード側のこのネジを外す必要がありましたが
十分注意したのですが、ネジの頭を舐めてしまいどうしても外せませんでした。
長年経過しているため、全般にネジには青いサビが出ており回しづらくなっていました。






再度裏側に戻り、基板の取り外しに向かいます。
裏基板は2枚になっており上側の基盤を外して、ようやく下側のCPUとファンが付いた基板が見えました。
ファンとCPUを外し裏側にして見ています。
やっとCPUとファンが見えて来たのでCPUの交換に入れます。
分解して分かった事はSDカードリーダーがプラスチックのケースだけで中身は無いことが判明、どうりで読み込めないはず。(納得)




上の画像を90度回転させて見やすくしています。
CPUの熱はCPUのヒートシンクの銅パイプを押えこみその熱をファンに導き放熱しています。
抑え込みのネジにはバネがあり一定の長さしか抑え込めないようにネジが切ってあり、
それ以上ネジは回らなくなっていました。(つまりバネの力で抑え込むだけ)





CPUグリスは、DX1(ナノダイヤモンドグリス)熱伝導率16W/m・K 内容量3g ほんの少ししか使っていないので高い買い物でした。
左のヒートシンクを右側に折りたたんでCPUに乗せます。


とりあえず基板と様々なフラットケーブルを差し込んで、電源 ON。(キーボードは取り付けていません)




キーボード板の上部分は爪が折れてはめ込みができないため、両面テープで固定しましたが少し押しごたえが悪いところがある。
完全に立ち上がった長年使い慣れた中古のパワーアップした NECノートパソコン。(画面が汚い)

   総合評価 

 中古のCPU交換により電源ONから作業が出来るようになるまでの時間は1分以内に、そしてシャットダウンで画面が
黒くなるまでの時間は6秒程度となりました。


最後にCPU-Zと言うフリーソフトによるCPUの確認画像です。 CPU-Z ダウンロード  CPU-Zの使い方
 Intel Core i5-3230QM と確認しました。
 
そしてBIOS画像です

  最後に

 CPUを交換するには少しハードルが高いようですが、フラットケーブルや丸線ケーブルなどは位置が固定されていますので、
指し間違いは有りません、基板にはバッテリーを外していれば特に気を付ける事は有りません。(初心者でも十分可能です)

CPUが発生する熱は交換前のCPUより少し高いので夏場のノートを稼働するのが気になります、
昼間の暑い時間はなるべく使用しないようにして、エァコンが動いている時間に使えば多分大丈夫でしょう。
 今回のCPU交換に掛かった費用は約6000円(中古CPU+CPUグリス)、これが高いか安いかは個人のニーズや考え方によるでしょう、判断は貴方!!。

参考にしたサイトのURL
NEC 同タイプノートのCPU交換解説サイト
ノートPCの各種ケーブルの外し方