DiCEのオプション設定


オプション設定

操作 [オプション(O)] [環境設定(S)...]



【 オプションダイアログ - ”一般” の説明 】

「最小化で起動する」

ウィンドウを開かずにタスクトレイにアイコンが表示されます。

ウインドウを表示したい時は、タスクトレイのアイコンをダブルクリックするか、アイコンの上で右クリックしてポップアップメニューから ”ウインドウを開く” を選びます。

. このオプションを指定してある場合、ウインドウ右上のクローズボタン[X]を押しても終了せずに最小化されるようになります。  終了するときにはメニューから ”終了” を選んでください。

「ログを作成する」

イベントの実行履歴がログファイルに書き込まれます。
又、"プロパティ"にてサーバーからのレスポンス情報が見れるようになります。(Professional Version のみ)

. ログファイルは "events.log"という名前でDiCEのインストールディレクトリ下の"log"ディレクトリに保存されます。



【 オプションダイアログ - ”イベント” の説明 】

「イベント実行時にビープ音を鳴らす」

イベントの実行をビープ音で知らせます。

「DNS更新保護時間(分)」

短時間に同じDNS更新処理が行われないように禁止時間を設定します。

. DynamicDNSサイトに対して短い間に何度も更新処理を行うとアカウントロックされてしまうことがあります。 特に理由が無い限り60分以上に設定しておくことをお勧めします。

「IPアドレス変化時に下記の宛先にエラーメッセージを送る」 ~ for Professional Version ~

IPアドレスに変化があった場合にE-Mailで知らせることが出来ます。

「失敗時に下記の宛先にエラーメッセージを送る」 ~ for Professional Version ~

イベント実行時にエラーが発生した場合にその内容をE-Mailで知らせることが出来ます。

 



【 オプションダイアログ - ”プロキシ” の説明 】

「HTTPアクセス時 プロキシを使う」

プロキシサーバーを経由してアクセスする場合に必要です。
(通常使うことはありません)

. プロキシを使うと正しいIPアドレスを認識できないことがあります。又、DynamicDNSサイトによってはプロキシ経由のアクセスを拒否されることがあります。



【 オプションダイアログ - ”IPアドレス監視” の説明 】

IPアドレス監視について

ホストのIPアドレスを監視するための設定です。


〔IPアドレス検出方法の選択〕

自動 ---インターネット接続経路を自動で検出しIPアドレスの調査を行います。
ローカルのアダプタ(PPP,LAN)から検出する--- コンピュータに組み込まれているネットワークアダプタ(モデムやEthernetCardなど)を検出します。
※ 特定のアダプタを指定することも出来ますが、PPPなど一部のアダプタやOSバージョンによっては一覧に表示されない場合があります。そのときは「アダプタを自動で検出する」を選んでください。
指定したURLの表示内容から抽出する---自分のホストIPアドレスが表示されるWebページからIPアドレスを抽出することが出来ます。 ローカルルータのステータス情報ページなどを指定することも出来ます。
指定したURLへのアクセスに認証が必要な場合は「認証が必要」にチェックし、ユーザー、パスワードを指定してください。

. 「プライベートIPアドレスは検出しない」のチェックを外すとプライベートIPアドレスの検出も可能になります。
. 「テスト」ボタンを実行し期待通りのIPアドレスが検出されるかどうかチェックしてください。
. 「プロキシを使う」に設定していると、正しいIPアドレスを検出できない場合があります。


〔URLの指定について〕

文法 : 

http://<User:Password@>www.server.com<:Port>/statuspage.html<@@SearchStrings<##Skip>>

※ "<>"の情報は必要に応じて設定します。

User:Password認証を求められる場合に指定します。
ユーザー名とパスワードをコロン(:)で区切って指定します。
サーバー名の前にアットマーク(@)で区切って追加してください。
※ 通常は「認証が必要」の設定項目にて指定してください。
Port一般的なHTTPポート(80)以外のポート番号を指定したい場合ここで指定します。
サーバー名の後にコロン(:)で区切って追加してください。
SearchStrings通常、ページ内からIPアドレスを自動で検出しますが、ページ内にいくつもIPアドレスが書かれており目的のIPアドレスを検出してくれない場合は、ページ内の検索開始の位置を指定できます。
ここで指定した文字列が検出されるまでの内容は無視されます。
URLの最後にアットマーク2ヶ(@@)で区切って追加してください。
※ページ言語、構成によってはうまく検出できない場合があります
SkipIPアドレス表示が複数ある場合、スキップさせたい数を指定します。
必ずSearchStringsと併用し、シャープ記号2ヶ(##)で区切って半角数字で指定してください。
SearchStringsを指定せずにスキップのみ指定したい時は"@@##"にて区切って指定することが出来ます。

DynDNS.org”を利用している場合は ”http://www.dyndns.org/cgi-bin/check_ip.cgi” を利用しても良いでしょう。

プロバイダなどのWebサーバースペースを利用すれば自分で設置することもできます。

スクリプト作成例(CGI) :

#!/usr/local/bin/perl
print "Content-type: text/plain\n\n";
print $ENV{'REMOTE_ADDR'};
exit;

また、ローカルルーターを使用している場合、現在のIPアドレスが表示される”ステータスページ”などを指定しておくことも出来ます。 ページ内に表示されているIPアドレスを検出します。(お勧め!!
以下は設定例です。

ルータ機種スクリプトURL設定例
MN128-SOHO
admin:hogehoge@192.168.0.1/disconnect.cgi@@$B%"%I%l%9
MN128-SOHO-Slotin (Ver1.73)
admin:hogehoge@192.168.0.1/disconnect.cgi@@H4>PPPoE1##2
CMZ-RT-D2
admin:hogehoge@192.168.0.1/wans_m.htm@@WAN 
IP
BEFSR41
admin:hogehoge@192.168.0.1/Status.htm@@WAN:
BRL04
admin:hogehoge@192.168.0.1/Monitor.htm@@WAN
TE4000
(TE4100)
admin:hogehoge@192.168.0.1/cgi-bin/main.cgi?cc_webname=STATUS
BTR-TX4
admin:hogehoge@192.168.0.1/setup/basic.cgi
WLAR-L11-L
admin:hogehoge@192.168.0.1/diag/baseinfo.cgi@@wan_ip 

※ ルーターのIPアドレス=192.168.0.1、ユーザー名=admin、パスワード=hogehoge
※ 上記の例はルーターのファームウェアバージョンによって異なる場合があります。
※ ページ容量が大きい場合、うまく機能しないことがあります。
※ ページがフレームで切られている場合は実際にIPアドレスが表示されているフレーム内のURLを指定するようにしてください。

その他、ほとんどのルーターに対応可能なはずですので、よくわからなければメールにてお気軽にご相談ください。
また、参考として成功例などをご報告頂けると幸いです。




【 オプションダイアログ - ”PING機能” の説明 】

PING機能について

無通信切断の防止などに利用出来ます。

使用しない ---PING機能を使用しません。
定期的に送信する---ダイヤルアップを利用していて勝手に回線が切断されてしまうことがある場合に有効な機能です。定期的にネットワークを使用することにより無通信切断を防止します。
「送信先ホスト」にはご自分のプロバイダなど、Ping(ICMP)が通る外部のホストを指定してください。
応答がなければ、DNSイベントを強制実行する---Ping送信したホストから応答が無いとき "DNS更新"イベントのみをスケジュールに関係なく直ちに実行します。 ※1,2
応答がなければ、全てのイベントを強制実行する---Ping送信したホストから応答が無いとき登録されている全てのイベントをスケジュールに関係なく直ちに実行します。 ※1,2

※1 前回までのPing応答がOKだった場合のみイベントを実行します。以降、Ping応答OKになるまでこの機能は無効となります。
※2 指定されたホスト名が名前解決できない場合など不正と判断した場合はイベントを実行しません。

.

< PING機能にてDNS更新を行う場合 >

「送信先ホスト」にご自分が利用しているDynamicDNSホスト名を指定することにより、IPアドレスが変化してホスト名とのリンクが途切れたことを検知することが出来ます。。。が、この方法は完全でないことに気づいてください。

DNSの更新について、前回の更新から一定時間経過していない場合は時間経過後に実行されます。
  「DNS更新保護時間」オプション参照。